WiMAXとLTEの違い
WiMAX回線とLTE回線の違いと両者のメリット・デメリットとは?
「WiMAX回線かLTE回線」現在ほぼ全てのモバイルルーターは、必ずこのどちらかの通信方式を採用しています。
両者はモバイル回線を用いて通信するという意味合いではほぼ同じものですが、実際のところは似て非なる存在と言えます。
ここでは、WiMAX回線とLTE回線の違いや、両者のメリットやデメリットを説明していきます。
モバイルルーターの王者「WiMAX回線」とは?
WiMAX回線とは、auの親会社であるKDDIグループの子会社「UQコミュニケーションズ」が提供しているモバイル回線で、日本では2009年からサービスがスタートしました。
主にモバイルルーターやデータカードなどの、データ通信デバイス向けに出来た通信方式で、現在では多くの通信会社が、モバイルルーター用の回線としてWiMAXを選んでいます。
WiMAXの通信速度はとても早いですが、直進性が強く障害物に弱い電波なので、場所によっては速度が大幅に遅くなっり、エリア内でも圏外になることが稀に起こります。
いわゆる携帯電話回線「LTE回線」とは?
LTE回線とは、ドコモ、au、ソフトバンクの通信大手3社が提供しているモバイル回線で、第1世代(1G)から始まった携帯電話の第4世代(4G)に当たる通信規格です。
いわゆる「携帯電話回線」と呼ばれているのはこのLTE回線のことで、通信エリアが広く、速度も速いので、現代の日本の通信サービスの中核をなしている回線です。
WiMAX回線とLTE回線のメリットとデメリット
似て非なる性質を持つ両者の回線は、ある意味対局の位置に属しているとも言えます。
WiMAX回線のメリットはデータ量制限の緩さで、3日間で10GB以下という条件さえクリアしていれば、基本的には使い放題で回線が利用できます。
反対にLTE回線は、月々の規定データ量を超えると速度制限がかかり、著しく通信速度が低下してしまうデメリットがあります。
しかし、通信エリアの広さは圧倒的にLTE回線に軍配が上がり、特に障害物を回り込む性質はLTE回線の電波の強みです。
ゆえに、ある程度決まったエリア内での利用ならWiMAX、広い範囲での通信サービスの利用ならLTE回線という使い分けが考えられます。
WiMAX回線を利用したプロバイダーの一覧
- ・GMOとくとくBB
- ・Broad WiMAX
- ・3 WiMAX
- ・カシモ WiMAX
- ・BIGLOBE WiMAX
- ・UQ WiMAX
- ・@nifty WiMAX
- ・Drive WiMAX
- ・So-net WiMAX
LTE回線を利用したプロバイダーの一覧
- ・ヤフーWiFi
- ・ネクストモバイル
- ・プレミアモバイル
- ・FUJI WiFi