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ベストエフォート

宣伝より通信速度がかなり遅い?ベストエフォート型のサービスとは?



「このサービスの通信速度は下り最大440Mbpsです!」

そんな宣伝文句に誘われて契約したWiMAX、だがしかし、実際に出ているスピードはたったの50Mbps、、、これって詐欺じゃないの?

そんなユーザーの気持ちは痛いほど分かりますが、実はWiMAX(LTE回線含む)の全てのサービスは「ベストエフォート型」と呼ばれる通信サービスで、各プロバイダーのホームページやカタログ上のどこかに必ず「ベストエフォート型」の記載があります。

ベストエフォート(Best Effort)とは、直訳では「最大限の努力」という意味で、結果が保証されていない変動的なサービスを指します。


ベストエフォート型の通信サービスとは?

「最大限の努力」つまり、440Mbpsのスピードを出す努力はするが、それは保証されているものではなく、あくまでベストを尽くすという意味なのです。

具体的に言えば、どんなに優れたサービスでも、WiMAXにおいてカタログスペック上の最高スピードが出ることはなく、平均10M〜50Mbpsくらいのスピード出ていれば、それはWiMAXの正常な通信速度と言えます。

つまり、カタログ上の最大速度はあくまで理論値であり、そのスピードは決して確約されているものではないということです。

何もこれはWiMAXに限ったことではなく、光回線やケーブルTV回線、強いては携帯電話回線においても、個人ユーザー向けのほとんどの通信サービスはベストエフォート型のサービスです。

プロバイダーのホームページに記載してある通信速度や、カタログ上のスペックの数値はあくまで最高の条件が満たされた場合の予測の数値であり、不特定多数のユーザーが同時に通信している現実の世界においては、それが達成されることはほぼ不可能なのです。

しかし、近年あまりにもカタログスペックと実測値が乖離しているので、業界全体としてベストエフォート型の表記を見直す動きも出てきています。



ベストエフォート型の対義語「ギャランティー型」の通信サービスについて

ベストエフォート型の対義語に当たる言葉は「ギャランティー型」で、こちらはメーカーのホームページやカタログに掲載されている通信スピードが、そのまま実測値として成り立つサービスです。

ギャランティー型の通信サービスは、企業や自治体などが専用の回線を引いた上で、それ相応の高額な料金を払うことで実現可能なサービスなので、よほどのお金持ちではない限りは、一般ユーザーがギャランティー型の通信サービスを使うことはまずありません。